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用語解説

黒字倒産とは?

そもそも黒字って・・・?
黒字=その事業から出る売上から経費を引いたら利益が出ている状態。
「帳簿上」は順調に見える。

倒産ってどういう状態・・・?
倒産=支払いに必要なお金が足りなくなり、会社の経営が続けられなくなる状態。

つまり、「計算上は儲かっているけど、手元に現金がなくて支払いができず、つぶれる」…これが黒字倒産です。

■どうしてそんなことが起きるのか?

黒字倒産の多くは「現金が足りない」ことが原因です。

例えばの話
あなたがパン屋さんをやっているとします。
スーパーにパンを1万個売って「100万円の売上」が出ました(黒字!)。
でもスーパーからの支払いは「2か月後」です。
一方で、材料代・スタッフの給料・家賃など「今すぐ払うお金」が必要です。
手元にお金がないと、支払いができません。
その結果、借り入れもできず、支払い不能になり…倒産してしまう。

■ ポイントまとめ

・黒字倒産は、利益があっても資金(現金)が回らないと起こる

・「お金をもらえるタイミング」と「払うタイミング」にズレがあると危ない。

会社は利益よりも「現金の流れ(キャッシュフロー)」が大切